東京NBCが主催する「グローバル人財フォーラム2016」で「国際アントレプレナー賞」の最優秀賞を頂きました。│猪塚武公式サイト

東京NBCが主催する「グローバル人財フォーラム2016」で「国際アントレプレナー賞」の最優秀賞を頂きました。

東京NBCが主催する「グローバル人財フォーラム2016」で「国際アントレプレナー賞」の最優秀賞を頂き、授賞式に参加してきました。これまでカンボジア政府からはいくつか賞を頂きましたが、日本からの賞ははじめてなのでとても嬉しいです。

振り返ると2009年3月に会社を売却した時をピークにどんどん知名度が落ち、社会から忘れられていく感覚を味わいました。「彼は終わった人」という対応をされたこともあります。しかし、私の原点は日本の財政破綻を救いたいと思って地球物理学の博士課程を中退して政治家になろうと決めた25歳の時。まだまだ終わるわけには行きません。大学教授になれなかっただけでなく、２度の落選で結局政治家にはなれませんでしたが今はプライベートシティーの市長のような仕事と大学の学長を同時にやっています。アクセス解析のVisionalistでは結局Google Analyticsに勝てませんでしたが、貧しい家庭に生まれたリーダーをITエンジニアに育てるというキリロム工科大学の奨学金事業につながりました。スティーブジョブスの「コネクティングドット」のスピーチは挑戦している誰しもに起こることなのだと思います。vKiriromの事業は本来は私のような一起業家がやるのではなく日本政府とカンボジア政府が政府間で行うレベルの事業です。事実1956年にはキリロム高原都市開発の政府間ジョイントベンチャーがその後総理になられた岸さんや鳩山さんを中心に日本の国会で議論されています。インターネットで政府の力と民間の力が逆転しつつあるとはいえ、vKiriromが誰とパートナーシップを組むかが決まる１年間になると思います。今話が来るのは香港・韓国・シンガポールの企業からのゴルフリゾートがらみの話ばかりですが、教育xリゾートをテーマに日本企業をパートナーにできればキリロムの事業価値・ソーシャルインパクトともに最大になると思っています。

　授賞式の後は同時に表彰された「ニッポン新事業創出大賞　グローバル部門」の最優秀賞のカネパッケージ株式会社　金坂良一様さんとのパネルディスカッションで、ファシリテーターは以前から存じ上げている渋澤健さんでした。自分自身の気持ちが盛り上がってきて事業の宣伝よりも会場で聴いてもらっている方の為になる話をしたいと思い挑発的な話も交えてみました。ビデオにも撮られていたので私の話でグローバル展開をされる方が増えたらいいなと思います。
　「国際アントレプレナー賞」は海外で起業した日本人に対する賞ですが、「ニッポン新事業創出大賞　グローバル部門」はグローバル展開に成功した日本企業に対する賞で表彰状には世耕弘成大臣の署名がありました。表彰式の会場はEOの現会長の杉元さんの運営ですし、世耕さんのサインを横目に澁澤さんとのパネルディスカッション。もっともっと日本とカンボジアとアジアの為に頑張ろうと誓った１日でした。この賞に推薦していただいた筒井さんありがとうございました。