コルカタ滞在の目的であるRIE07(Regional Integration Event)が始まった。基本的にはEOのインド6支部の持ち回りの合同イベントなのだが、外にも開かれていて人気のインドなのでインド外からの参加が20名ほどいる。今回の参加者は230名だが、昨年のチェンナイ(旧マドラス)よりも参加人数がぐんと増えている。インドのEO自体が経済成長とともに急拡大しているのでそのせいかもしれない。EOは世界組織なのだが入会基準は世界共通で売上100万ドル以上。インドでこの基準を満たす人たちは日本よりも相当リッチな層だ。今回のイベントで感じたのは2/3のメンバーが奥さん同伴で参加していることだ。アメリカなどの欧米よりもインドは奥さん同伴率が高い気がする。ファミリービジネスをやっている人たちが多いので初代起業家が多い日本と比べて家族のビジネス関与も深い気がする。ゲストにお花を渡すのも奥様の役割。奥様間の仲も相当良さそうだ。そして、インドの起業家の奥様は皆知的で美しい。
今回のイベントには日本からはデジタルハリウッドの藤本社長と2名で参加。前回の1名から一歩前進。(来年はゴア(ムンバイの近く)で開催のようですのでEOジャパンの皆さんよろしくお願いします。)午前中に3つのセッションがあったが、金属探知機や爆弾を発見するための犬や警備員があちこちにいるのでインドのEOはそんなに凄いのかと思ったらWest Bengal のChief Ministerがスピーチするからということらしい。インドは州の力が強く、Chief Ministerは偉いらしい。(この州は共産党政権)今回のRIEのテーマはThe Bottom Line is People。インドでも優秀な人が大切ということが大きなテーマとなっている。
もう一人のスピーカーのAjayさんは香港在住のインド人でゴルフ場で練習に誘ってもらった人なのだが、「7000億円のファンドを運用していてベトナムの国債の半分を買っている」という話だったので何者?と思っていたのだが、プルデンシャルアジアの社長だった。ちなみに、同じ組で回ったインド人も米国での株式公開が近いようだったが貴重な人脈はゴルフ場でできるのかもしれない。
午後はバザールということだったのだがインドの「モノ」は日本人の品質感には合致しないようで、藤本社長と2人で車をレンタルしてコルカタの町の調査に出かける。運転手には観光ではないのでコルカタの生活ができるだけわかるところを回って欲しいと依頼。とても良い運転手で自分のことも含めていろいろと教えてくれた。ありえないくらいに汚いガンジス川で宗教的な意味での水を汲んでいる人たちが一番印象に残った。
夜はロイヤルカルカッタゴルフクラブの10番ホールでガーラパーティー。映画の007でも採用されている世界的なパーカッショニストを招いて、相当カッコいい野外パーティーだった。5月のEOジャパンのイベントは藤本社長の施設を借りる予定なのだが、これくらいおしゃれに行きたいところだ。